鉄道298号線入口

鉄道模型趣味に道があるとすれば、その正体は途轍もない拘りとロマンなのだろう。

山陰地方に乗り鉄旅行 その二

どうもー。本日も引き続き山陰地方の乗り鉄の記事となります。
前回は東京から博多に向かったところで、
今回はいよいよスタートラインの下関に向かいます。

博多駅からは鹿児島本線に乗車しました。
鹿児島本線も完乗する計画は簡単に立てておりまして、
今回はその内の一部区間分を実行に移した形です。
博多からは門司港行きの列車がちょうどなかったので、
とりあえず小倉行きに乗車しました。
すぐ発車だったというのとどうせ小倉で撮り鉄するからいいや、
と思っていたのですが、783系の撮影だけはしておくべきでした。
こいつは定期運用では小倉には顔を出さんのです。

 

博多~小倉は結構距離がありました。
新幹線駅を小倉に造った理由が分かった気がします。

小倉では通る車両をフラフラを撮影して回りました。
九州に来るのって十年振りくらいなのでどの列車も目新しく感じます。

 

特急「ソニック」が小倉に出入りしていたので撮影。
個人的には所謂「水戸岡デザイン」はちょっと好みではないのですが、
個性的な風貌故、模型が欲しいという人は多いのでしょうね。
模型収集において、JR九州はほぼ手を出していないのですが、
国鉄から継承した「水戸岡デザイン」でない車両なら集めたいような・・・。
ああ、分かってはいましたが、物欲が刺激される・・・!

 

そして415系ですよ。本当に久しぶりに再会することができました。
常磐線415系とは異なるので、厳密には「再会」ではないのですが、それでも感動はひとしおです。ホームに響く電動機の音も国鉄らしい音で懐かしさを感じます。
交直両用の賑やかなパンタ廻りと国鉄らしさを残す車内・・・、乗客がおりますので車内はあからさまに映しませんが、懐かしさが伝わりますでしょうか?

そうして415系を撮影しているとお隣にキハ147系が入ってきました。
この国鉄スタイルの気動車はもうそそられますね。
おかげで門司港行きの列車に一本乗り遅れたくらいでしたが、よい収穫でした。

門司港駅に到着。
壮麗さはいうまでもなく、レトロな外観を色濃く残す姿は私の好物です。
駅に入るコンビニやコーヒーショップの看板もまるで京都の市街地のように
目立たない色になっており、このレトロな風格を壊さないようにする
ナイスな配慮を感じました。

関門トンネル自体は歴史はかなり古く、昭和初期には既に開通していたので、
本州~九州が船でしか行き来できなかった時代は明治維新以降では意外と短く、
門司港の役目も実は早い内から事実上の終わりは見えていたのですが、
本州~九州ルート上であった頃の全盛期を思わせる観光地として
こうして残ったことは鉄道ファンとしては嬉しい限りです。

 

九州鉄道記念館はそんな門司港駅の横にあり、建物や展示車両の配置から、おそらく元々あった側線等を活用しているのだと推察されます。

入場料はなんと大人1300円。
とても安いので、安いだけに内容もほどほどなのだろうと思ったら大間違い!
正直大宮や京都、名古屋と比較すると入場料あたりの内容という観点で見ると、
一番良かったです。

展示物がある本館

一応入場料を払って見るものですから多くは書きませんが、
展示車両や展示物は誰もが知っているものからマニアックなものまで、
敷地面積が限られている中でバランスのよい展示内容であると思います。
内容としては、やはりこのエリアを通る、山陽本線鹿児島本線が中心となるわけですが、両路線は東海道線と並ぶ大幹線で、長いこと特急街道として栄えた路線ですから、展示物のネタには困らないですよね。

この風景に実際にお目にかかりたかったものです

展示車両スペースはとにかく西日がすごく、きれいな撮影は困難でしたが、面白い車両がいたので紹介します。

583系 特急「月光」として展示されていた車両・・・・・ですが、715系ですね。
こういう無理やりな改造が行われた車両はどうしても闇に葬られるかの如く、
展示等で後世に残ることはないのですが、ここではちゃんと残してくれています。
無理やり583系として展示しているようで、説明ですら715系に触れていないため、
正確性に欠け、その点は残念に思いました。

上記に関連するので書いておくと、全体的に展示物自体は素晴らしいのですが、
それに対する説明が不足していた箇所が散見されるように感じました。
例を挙げると、実際の車両で使われた座席の展示があったのですが、
それが何の形式のどのグレードの座席で、
どのような経緯でこのような座席が採用されたのか、
というような説明が不足していたことから、
事前知識がない見学者から見た場合、ただ単に「使っていた座席」としてしか
認知されず、それ以上の興味関心が向かう先がないのです。
私やこのブログを覗くような鉄分豊富な諸兄は
それが「何物」なのかをバックボーンも含めてある程度は
理解することができるので、その「何物」に対する感情が生まれるのですが、
これがないと興味関心はその場で終わってしまうので、
ぜひとも素晴らしさをその場で終わらせない、興味関心を継続させ、
訪問者を「鉄」に引きずり込んでしまうような内容にしてほしいものです。
まぁ何はともあれ、これにて目的「2」を達成です。

 

そうそう、415系は運用に就いているのは銀電1500番台のみですが、
白電がすでにいないわけではありません。
廃車予定と思われる車両がまだ残っていました。

門司港駅近くの歩道橋から無理やり撮影。もっと近づくこと自体はできますが、
これ以上は住宅の私有地となるので、別途許可が必要となります。
既に見ることはできないと思っていた白電を間近で見ることができて、
とても懐かしくまた感動しました・・・・。本当に良かった。

 

門司港からは門司に折り返してスイッチバックするような形で
関門海峡415系で渡りました。短いトンネルであはあったものの、
これを昭和初期に造り上げたことは感銘に値します。
明治初期にはトンネルは手掘りしていたわけですから、
急速な技術発展がよく分かります。

 

下関では115系とキハ47がお出迎えしてくれました。

両方のライトが点灯している珍しい姿

この旅行では一番お世話になりました

 

415系も合わせて国鉄設計の車両しかおらず、下関の駅設備自体も
国鉄時代の面影を多く残していることから、
タイムスリップしたかのような感覚さえありました。

それほど、民営化の「匂い」がしないのです。
売り出し方次第では、この「国鉄の残り香」を
観光資源にできるのではないでしょうか。
古い車両に下関の旧い駅舎は最早その旧さに価値があると思います。

駅ならではの行きやすさも相まって、一見の価値ありかと思います。
これにて目的「3」を達成です。

 

1日目は下関に宿泊しました。

駅前で撮影。すごい建物があるもんですね・・・。

下関到着時点でまだ日は落ちてはいませんでしたが、
真っ暗になるとあまりいいことがないんですよね・・・。

これから何日も乗り鉄するので夜遅くまで乗り鉄して
体力の回復しきらないまま翌日に臨むと判断力は鈍りますし、
ケアレスミスを誘発します。

あと、私は走行中の車窓を楽しみたいタイプなので、
真っ暗な中乗り鉄してもあまり楽しみがないです。
それにこのブログで車窓と称して一面黒い画像載せてもしょうがないですしね。

夕食はふく(福とかけて、地元では濁点を落として呼称するのだそうです。)
フルコースを食べました。しっかりとした食感に白身とは思えないほどの
脂の乗りがありますが、白身らしいあっさりとした風味です。
赤身魚のような下品な脂の乗りがないのは脂ものは苦手な方には良いでしょう。

 

そうそう、全国旅行支援の地域共通クーポン(山口)はホテルでもらえました。

平日なので3000円分をもらって、この旅行中の水や食料の購入と、
家族へのお土産の購入に充てました。

これにて1日目が終了です。いい加減、山陰本線乗りなよ、と言われそうですが、
次回から乗ります。

 

以上、山陰本線まだ乗らないの?でしたー。

 

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