鉄道298号線入口

鉄道模型趣味に道があるとすれば、その正体は途轍もない拘りとロマンなのだろう。

山陰地方に乗り鉄旅行 その三

どうもー。本日も引き続き山陰地方の乗り鉄の記事となります。
前回は下関に向かったところでした。
今回はいよいよスタートラインの下関から出雲市に向けて出発です。

 

山陰本線は厳密には京都から幡生までがその区間となっておりますが、
利便上の都合から幡生の隣の下関まで運行されています。
慣習的にも山陰本線の西端は下関となっていますので、
この旅でも下関をスタートとして捉えています。
加えて、今回の山陰本線乗り鉄については、
乗車スケジュールについても公開しますので、もし参考となれば幸いです。

 

下関からはキハ47に乗車。ちょうど115系と並んだのでついでに撮影。

下関では平日朝の中心地から離れる列車ということもあって、
車内は閑散としていました。

始発なので席は選びたい放題

私の他に車内には地元の方と思われる数名。私はボックスシートに座りまして、
向かいには観光目的と思われる中国人夫婦2名が乗車していました。
この時点では、この中国人夫婦としばらく一緒になるとは思ってもみなかったです。

 

下関 08:58発→(小串行き)→小串 09:44

 

下関からはしばらく人家が続き、山がちになっていきました。
しばらく乗車しウトウトしていると、中国人夫婦から
小串駅はあと何駅かと聞かれましたが、私は終点まで行って乗り換えるだけなので、
特に把握しておらず、申し訳ないが分からないと答えました。
乗換となる小串は若干開けたエリアで、ここで乗り換えです。

 

小串にて。左がこれから乗る車両、右は乗ってきた車両。

小串からはキハ40の単行に乗車。小串で車両が並びましたが、昭和どころか平成も終わったこの令和の時代にキハ40系列が並ぶなんてなかなかないですよ。

 

小串 10:01発→(長門市行き)→長門市 11:24

 

長門市までは海の際を走ったり山の中を走ったりと変化に富んだ車窓でした。

線路の横はすぐ海

山を少し抜けた田園。ちなみに白い塊は中に牧草が入っています

普段からあまり鉄道を使うことはなく、
使ったとしても関東平野を走るだけなのでこういった路線は新鮮ささえ感じます。

 

長門市に到着。

長門市」の駅名標と鏡の中のキハ40

事前の予定では、およそ1時間半の待ちを昼食の時間として活用し、
12:53発に乗車する予定でしたが、電光掲示板にはその列車は見当たらなかったです。
不審に思い、時刻表で調べなおしてみると、なんと期間限定の列車でした!
この日には当該列車の運転はなく、さらに山陰本線を東進し
山口から島根へ越境できる列車はおよそ5時間後・・・・。
特急列車はこの駅は通っていないため無理やり予定通りに戻すこともできず、
雨足も強くなり、とても長門市の観光に出向きたくなる状態でもなかったです。
いろいろと詰んでますね・・・。さて、どうするか・・・。

 

5時間待つこと自体はもう仕方がないので、
いかにこの5時間を過ごすかを考えることとし、
近くのファミレスで食事がてら今後のスケジュールを組みなおすことにしました。

 

変更の結果、2時間後の列車で比較的近い萩まで行って、雨足を見つつ観光して
時間を潰し、越境できる列車には萩から乗車することとしました。
ちなみに件の中国人夫婦は弁当を突きつつ駅舎で待っていたようですね。

 

長門市 14:49発→(木与行き)→萩 15:23

 

車内より撮影。山陰本線中、最も線路が水際を通る箇所

ここからもまたもやキハ40。萩までは山がちな地形を通りつつ、
線路際まで湾の水が迫る区間もあり、飽きない車窓でした。
ちょっとした山地を過ぎると港湾と共に萩の町が見えてきました。

萩の町が近づいてくる

萩はその市街地に萩駅東萩駅があります。栄えているのは東萩駅の方ですが、
有名な駅舎や井上勝の像があるのは萩駅の方です。

萩駅で下車して駅舎を撮影していると、中国人夫婦から駅舎をバックに
自分たちを撮影してほしいとのこと。もうここまで一緒だと妙な一体感さえ感じます。快く了承し、撮影しました。

その後、周遊バスに共に乗車しました。
途中少々の停車時間で、バスの運転手がたまたまバスに乗り合わせた地元の男性を
巻き込んで、中国人夫婦への観光案内が始まりました。
私も萩は当初の予定では寄る予定がなく、下調べをしていなかったので、
便乗して聞いていました。平日日中の閑散とした時間帯であったことと、
地方都市だからなせるいい意味での余裕なのか、
周遊バスが我々専用の観光バスに化けた瞬間でした。

 

私はひとまず松陰神社へ行きました。

ちなみに私は松陰神社に行くには不適切なバスに乗っていたらしく、
萩の観光地を廻って、かなり遠回りの上で松陰神社に到着しました。
あくまでもバスは下車していませんから、観光地を「廻っただけ」で、
「訪れていない」というもどかしい結果になりました。
後から知ったのですが、萩駅には観光案内所があったようで、
まずは行きたい観光地についてそちらで確認をとると確実かと思います。

 

仕事柄勉強が多いので、学問にゆかりのある神社を訪れて
気持ちを新たにしたかったです。かなり急ぎ足でのお参りとなってしまったことは
心残りでしたが、これでまた萩に来る理由ができたので良かったです。
ちょっとした心残りが、また訪れるきっかけになります。

 

そうそう中国人夫婦は先にホテルにチェックインするとかで途中で降りていきました。間を挟んだとはいえ、7時間近く行動が被ると仲間意識が芽生えました。
では、良い旅を・・・。

 

萩駅に戻り越境できる列車が来るまでの間、
萩駅構内の展示「日本最初の鉄道開通のと井上勝」を見学しました。
この展示は萩駅舎で展示があり、無料で誰でも見ることができます。

無料の割には、日本の鉄道の歴史についてよく触れており、昔使われた鉄道用品の展示もあり、なかなか有意義な内容でした。

 

ちなみに萩駅舎前にはロータリーがあり、その真ん中に井上勝像があります。

井上勝像

このロータリーの真ん中は遊歩道的な作りになっており、
ちょうどクリスマス前ということもあって、イルミネーションが
点灯するようになっていました。そして井上勝像の目線の先には・・・、

カップル以外は立ち入り禁止のこんなスペースがありました。
おそらく夜になればここはイルミネーションで綺麗に彩られ、
井上勝像に見られながらカップルたちが肩を寄せ合い記念撮影をするのでしょうね。
ただの像ですから感情はないでしょうが、
毎日イチャイチャするカップルを見せられる方もたまったもんじゃないですね。
そんなことをしていると、益田行きの列車が到着。
また、キハ40系。いや、うれしいですよ。本当に。

萩 16:52発→(益田行き)→益田 18:10

 

東萩からはガラガラな車内に学生が多く乗車し、
今日は平日だったことを思い出しました。駅を過ぎるたびに乗客が減り、
益田手前では私と旅行者数名のみでした。
私含めて旅行者は基本的に「その時だけの乗客」です。
つまり乗客0人で空気だけ運んでいる日もあるということですね・・・。
このエリアは一応は大幹線の山陰本線でさえもこの有様なので、
当然これに対して枝線となる木次線廃線危機なのも頷けます。

 

島根県に突入し、益田に到着するころにはほぼ日は落ちており暗かったです。
元々の予定だとそろそろ出雲市に着く頃でした。出雲市まではもうひと踏んばりです。

 

益田 18:25発→(出雲市行き)→出雲市 21:52

 

キハ120系に乗車しました。これは終点で撮影。

折り返し作業が遅れたため10分程遅れて発車。複線区間なら影響は微小ですが、
単線区間でしかも特急も走っている区間なので影響は大きくなりやすいですね。
途中行き違いの特急が待っていました。

3時間以上乗車しましたが、地元の方と旅行者が少々。
2両編成でしたが1両でも事足りる乗客数でした。
車窓は真っ暗なので特にここでお見せできるものもなく出雲市に到着。

疲れて食欲もなかったので宿に入って非常用として持ち歩いている
カロリーメイトを食べて就寝。カロリーメイトはどこでも売っているので
入手性がよく補充しやすく、クッキー状であることの簡便さ、
小腹が空いたときにはおやつにもなるので旅の際はいつも持ち歩くようしています。

後はペットボトルの水ね。いざというときは飲料水としてだけでなく、
手を洗ったり、怪我をしたら簡易な消毒をしたり、
下から照らせばランタンにもなります。

 

これにて2日目は終了。
出雲市には19時前に到着という、そもそも余裕を持った予定であったことから、
途中の長門市でのアクシデントがフォロー出来たのは良かったです。

 

以上、これで半分くらいかな、でしたー。

 

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