鉄道298号線入口

鉄道模型趣味に道があるとすれば、その正体は途轍もない拘りとロマンなのだろう。

製品レビュー:KATO「10-1447」E001形<TRAIN SUITE 四季島>

どうも~。寒いですね。外は雪降ってました。

今回のレビューはこちらです。

■メーカ KATO
■品番  10-1447
■製品名 E001形<TRAIN SUITE 四季島>


JR東日本ご自慢(?)のクルーズトレイン「四季島」です。
どこでも走れる汎用性と内装の豪華さから、報道も多くなされたことから、有名でご存じの方は多いことでしょう。

模型としては、いち早くKATOが製品化発表を行いましたね。
「特別企画品」でしたので、機を逃すまいと無理に購入をした方もいたことでしょう。

しかし、何と数年後に再販が発表されましたね。
事実上、「特別企画品」は再販がないという暗黙のルールがあったのですが、これが破られた形です。まぁKATOのいう「再販がないとは言っていない」は仰る通りなのですが、裏切られた感があるのは私だけ・・・?
(じゃあ「特別企画品」って何なの?という疑問も湧いてきますが、回答を求めたところで腹落ちする結果にはならんでしょうね。)

というかこれだけ鳴り物入りで登場したJR東日本のフラッグシップトレインが、売れないわけないでしょう。
カシオペア」だって何度も再販するほど需要があったんですよ?
「特別企画品」とすれば希少性は上がったでしょうが、そもそも再販時に文句の出ないように「特別企画品」を銘打たない方が良かったと思います。


さて、ではレビューです。ちなみに室内灯は後付けです。
あと本記事が東北・常磐の区分となっているのは、単に私が郡山で実車を初めて見たから、というだけです。


まず前面。

カシオペアよろしく展望展望が可能なように造られていますよね。
模型でもこれが良く再現されており、椅子の形状も良く造られていると思います。
椅子一つとっても、その背もたれの曲線を再現する等、細かい造形が目を見張りますね。

 

次に側面。

特徴的な窓配置が目につきますね。実車がそうなので仕方ないのですが、
一部車両は窓が小さすぎて中がよく見えないですね。
床下はカバーに覆われており、側面のルーバーのみが見えている状態です。

 

次に屋根。

屋根は主に灰色、銀色で塗分けされていて、非常にメリハリのついた屋根となっています。

 

では総合評価です。

★評価 72点(80点が標準)
■造形 ★★★★☆ 16点:特に不満なし!
■塗装 ★★★★☆ 16点:特に不満なし!
■機構 ★★★★☆ 16点:特に不満なし!
■付属 ★★★★☆ 16点:特に不満なし!
■其外 ★★☆☆☆ 08点:「特別企画品」とは。売り方に疑問を呈する。


模型としては良かったです。非の打ち所がないです。ただこの製品の売り出し方には納得いきません。
上で書いたので改めて長くは書きませんが、「特別企画品」というのは、再販はないですよ、というメーカとユーザの共通言語になっていたわけです。
決して安い買い物ではないけど、再販がないのなら買うしかないか、という方もいたのでは?そういう方々が、後からしれっと再販されている様を見たらどう思うか。
「別に再販しないとは言っていない」、確かにそうです。だから0点にはしていないです。半分にしました。

 

以上でーす。

 

 

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製品レビュー:KATO「7011-4」「7011-5」DE10 JR九州仕様

どうも~。明けましておめでとうございます。TsukubaLinerです。
世間では「おめでとう」な空気ではない新年の幕開けとなりましたね。
でも、それはそれ、これはこれ。新年を迎えたこと自体はおめでたい事、災害や地震は被害に遭われた方々にはお見舞い申し上げます。
(ある一つのことがネガティブなことだったから、関連性の低いもしくはない他のことまで総じてネガティブになるのは違うと思っています。)

今回のレビューはこちらです。

■メーカ KATO
■品番  7011-4
■製品名 DE10 JR九州仕様

■メーカ KATO
■品番  7011-5
■製品名 DE10 JR九州仕様(トラクションタイヤなし)

DE10の九州仕様、「ななつ星 in 九州」牽引用のED10ですね。
塗装を上記に合わせている仕様で、基本的には重連で上記の牽引に当たります。
その他の臨時列車の牽引を行うこともあり、割と運用は多彩です。

KATOから発売されており、上記の発売と合わせての発売でした。
重連の際に支障が出ないよう配慮されているのか、片方はトラクションタイヤがないです。(つまり、車輪にゴムがついていない)

 

ちなみに前回は客車の方のレビューでした。

tsukubaliner.hatenablog.com

 

ではレビューです。一通り説明書のパーツは取り付けてあります。まず前面から。

ぶどう色とも異なる茶色系の車体に金色の手すりの装飾が映えますね。車体は全体的に艶出し加工されており、一般的なDE10とは異なる印象を受けます。
模型的には、車体の色合い、モールドについて文句のつけようがありません。
ただもうちょっと手すりの金色が実車はより黄色がかっている気がするんですよね。


次に側面。

前面同様となってしまいますが、色合いやモールドが素晴らしいと思います。
凡庸なコメントしか出てこないのは私の語彙力のなさ故ですが、
本当に文句のつけようがないですな。

なるべく「いいですね~」だけで終わらないようにしているのですが、
今回は出来にうっとりです。


あと最後に付け加えておきたいのは機構について、具体的には補機のトラクションタイヤについてです。

本記事冒頭でも触れております通り、「7011-5」の方は重連での走行の際に同調に支障をきたさぬよう、トラクションタイヤがありません。これはゴムが車輪についていないことで、スムーズな同調を助ける一方で、牽引力を落とす原因となります。

手っ取り早い結論としては一長一短なわけですが、個人的にはあえてトラクションタイヤを抜く必要があったのかは疑問に感じています。というのも、最近のKATO製品は低速域の動きはかなり洗練されており、細密なスピードコントロールが可能です。これも同社のモーターの質の高さが所以するわけですが、これほどまでによいモーターなら、
別にトラクションタイヤを抜かずとも、(つまりゴム付きタイヤ)でも良かったのではないでしょうか。
当方、何度も走行させていますが、少なくとも同調に支障をきたすような動き方はしませんから、それならばむしろレイアウトの勾配対策として牽引力を確保するためにトラクションタイヤを付けてほしかったです。

もしかして同社内で重連前提での製品展開の際には片方はトラクションタイヤなしとする、みたいな暗黙のルールあるんですかね~。
でも花輪線の8600や伯備線D51の製品紹介では平然とトラクションタイヤありの製品のみでの三重連を勧めているんですよね。


では総合評価です。

★評価 76点(80点が標準)
■造形 ★★★★☆ 16点:特に不満なし!
■塗装 ★★★★☆ 16点:手すりの色合いの違いで-4、他の色合いの良さで+4
■機構 ★★★☆☆ 12点:どっちもトラクションタイヤありでいいじゃん
■付属 ★★★★☆ 16点:特に不満なし!
■其外 ★★★★☆ 16点:特に不満なし!

 

評価基準は以下です。

tsukubaliner.hatenablog.com

 

 

以上です。

 

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製品レビュー:KATO「10-1519」クルーズトレイン「ななつ星in九州」

どうも~。今回のレビューはこちらです。

■メーカ KATO
■品番  10-1519
■製品名 特別企画品 クルーズトレイン「ななつ星in九州」 8両セット

 

JR九州ご自慢の「ななつ星in九州」でございます。
鉄道ファンなら誰もが知っている列車かと思います。最早紹介不要でしょうか。

マニア向けの目線で見るのであれば、形式名が77系となっており、
国鉄の客車の系列の規定に合わせるのであれば、70番台は戦災復旧車に当たります。
(終戦直後、爆撃等で損傷の激しかった客車を修復した客車群を指し、
損傷の度合いの違いから個々にその造形等が異なり、且つ資料も乏しい客車群です。)
このことから「最も豪華な戦災復旧車」と呼ばれることもあります。

加えて、重量が全車「マ」級であることも挙げられます。
今の時代、軽量で丈夫な金属も登場している中、あえて凝った車両造りをしたためでしょう。「マ」級といえば、国鉄ですとマニ60が連想され、本来は人ではなく荷物を載せる車両が当てはまるような重厚な客車であるということです。

そして何といっても、編成全体が優等で統一されていることも特徴です。
食堂車以外は全車一等車の「イ」で構成されています。
一等車「イ」は1961年の等級制の見直しで事実上の廃止(二等車「ロ」が格上げ)となったため、それ以来の本格的な採用ということとなります。
上記の通り、国鉄時代で既に「イ」は廃止となっているため、現在ではこの「イ」はどちらかというと豪華さを示す代名詞的な使われ方をしていますよね。(キサイネとかね)

 

では早速レビューです。客車に室内灯だけ入れています。

機関車のDF200ですね。

DF200自体は元々JR貨物の機関車ですが、「ななつ星in九州」牽引車用に特別な装飾が施されたタイプとなります。第一印象としてはとにかく塗装が美しくて、従来の鉄道車両の茶色である「ぶどう色2号」とは異なる、微妙な色合いが良く再現されていると思います。光沢もよく再現されております。実車の画像を見るともうちょっと黒く見えるのですが、これは光の当たり方の問題だと考えます。また前面の装飾の再現性も高く、特にライトの淵の銀色は曲線ではあるものの、良く色指しされていると思います。

ちなみに完全な余談ですが、ライト上部の金色の手すりが人の顔の眉毛に見えるんですよね。そうすると、ライトが目に見えるわけですが、これらを合わせて、眉間にしわを寄せている顔に見えなくもなく、なんか笑っちゃったんです・・・・、すみません、くだらない余談でした。

スカートにはホースの再現もあります。ただし、一応おまけ、といった感じで、一部の再現にとどまっています。率直に言うと、連結器を挟んで左右にホースがあるはずなんで、片方やるなら両方やってよ、と言う感じです。

 

77系客車のレビューです。

一部ではE235系と並んで「電子レンジ」なんて揶揄された車両端部の大きな窓ですが、
実際に乗車すると車窓は良さそうですよね。デザイン的には・・・、私もちょっと・・・。

模型としては機関車同様、色合いと光沢が良いです。表記の印刷もはっきりくっきりです。車体端部のカプラー付近の床下機器もちゃんと再現されていることから、
足回りの間の抜けた感じもありません。


では総合評価です。

★評価 84点(80点が標準)
■造形 ★★★☆☆ 16点:機関車スカートのホースは全部省略か全部再現かにしてほしい。
■塗装 ★★★★★ 20点:茶色の微妙な色合いと光沢が非常に美しい!
■機構 ★★★★☆ 16点:特に不満なし!
■付属 ★★★★☆ 16点:特に不満なし!
■其外 ★★★★☆ 16点:特に不満なし!

 

評価基準は以下です。

 

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製品レビュー:マイクロエース「A6772」キハE130系(水郡線)

どうも~。寒いので暖房ガンガン、TsukubaLinerです。
電気代がちょっと怖いけど、寒くて行動できない方が嫌だ~。


今回のレビューはこちらです。

■メーカ マイクロエース
■品番  A6772
■製品名 キハE130 2両セット

 

キハE130系水郡線ですね。
水郡線は文字通り、茨城県の水戸から、福島県の郡山までを結ぶ路線です。
途中に日本三大瀑布に数えられる袋田の滝がある他、水戸口では沿線に住宅が多く、通勤路線の性格もあり、支線も有します。
国鉄時代は東北にありがちな典型的なローカル線ですから、キハ40系列がゆっくり走る路線でしたが、民営化後にキハ110系に置き換えられました。しかし、2ドアの小型車両では詰め込みが効かず、上記の通勤エリアでは車両にフィットしない実態もあり、3ドアのキハE130系に置き換えられました。

ちなみに、キハ110系からキハE130系の置き換え過渡期には、両系列の併結も見られました。東北のローカル線というとキハ110系ばっかりじゃない、なんて思っているそこのあなた、「水郡線らしさ」を出して再現してみるのはいかがでしょうか。


ではレビューです。まず顔。

室内灯は別途取り付けています。

のっぺりと・・・していますね。まぁ実車通りなんですけどね。
黄色いことも相まって、キハ187系に見えなくもないです。ただ、あちらは山陰の特急、こちらは東北の鈍行です。模型としては、顔の造形はいいのですが、黄色の発色が側面に比べると良くないんですよね。このキハE130系は前面と、側面のドアに黄色が入っており、同じ色になっているのですが、どうもお顔の黄色の方が若干艶がないというか、発色がよろしくありません。


理由としては、おそらく下地かと思います。
お顔の黄色はおそらく、黒色を塗った後に、その上から着色しているのでしょうけど、
側面ドアの黄色は銀色を塗った後に、その上から着色しているのだと思います。そうすると、黄色の発色に違いが出てくることも、納得できるんですよ。側面ドアの黄色の発色がきれいだっただけに、どうしても比較してしまい、印象良く見えませんでした。


次に側面。

造形、塗装ともに非常に好印象です。

赤色、青色、黄色の発色の良さもさることながら、車外スピーカーの箇所はちゃんと無塗装のステンレスの銀色となっているあたり、その技術の高さが伺えます。

また、床下についても、一時期同社が行っていた、床下機器の表記印刷こそ、本格的に施していることはなくとも、「消火器」の赤字だけは印刷してくれていました。これだけ小さな文字ですが、しっかり読めるのはさすがです。

屋根は気動車らしく、すっきりしていますね。
しいていうならば、もう少しぎらつきは抑えてほしかったかもしれませんが、これは個人の感覚によるところが大きいかと思います。


では総合評価です。
★評価 76点(80点が標準)
■造形 ★★★★☆ 16点:特に不満なし!
■塗装 ★★★☆☆ 12点:前面の黄色の発色がよくない。黒地に黄色はNG。
■機構 ★★★★☆ 16点:特に不満なし!
■付属 ★★★★☆ 16点:特に不満なし!
■其外 ★★★★☆ 16点:特に不満なし! 

評価基準は以下です。

 

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製品レビュー:KATO「10-1848」JR 211系0番台 東海道線

どうもー。近くのカフェでPC開いてドヤる、という行為をやってみました。TsukubaLinerです。やりもしないで批判するのはどうか、と思ったので一度自身でやってみた次第です。自宅で集中できる環境がない方にはよいですね。ただコーヒー高いですね~。


さて本日は先日に発売されたこの製品のレビューです。

■メーカ KATO
■品番 10-1848
■製品名 211系0番台 10両セット


東海道線の211系です。211系自体は東海道線にてJR東海JR東日本区間で運用されておりましたが、今回発売したのは後者の方ですね。
今回の販売形態としては、国鉄時代と民営化後の仕様が用意されまして、大きな違いはサロの携帯でしょうか。平屋x2か、平屋&ダブルデッカー(DD)の違いが大きく目を引きます。

私は常磐線の沿線民でして、正直東京まで出ないと見ることすらできない211系東海道線は縁遠い存在でした。主に見るようになったのは実はE231系がデビューしたあたりです。そういう意味ではDDが連結されていた方がより馴染み深いため、民営化後を選んで購入しました。


では早速デビューです。今回は説明書のパーツ取り付け済み(シールは貼っていない)、室内灯も入れました。まず顔。

 

前面の白い顔はFRP製ですが、この白さがいい感じに表現されていると思います。
白くはあるものの、決して純白でない、微妙な風味が表現されているのはいいと思いました。別に卑下する意図はないのですが、この辺某M社とかは容赦なく純白にしがちな印象があります。


あとは、前面連結器の軸受けパーツについて触れておきたいと思います。
連結器はいずれもボディマウント式(BM)になっているのですが、
前面についてはこの連結機能が使えなくなる代わりにリアルな表現の軸受けパーツをつけることができます。しかし、この軸受けパーツがとにかく取り付けにくく、外れやすい。KATOさんにはどうにかしてほしいものです。もしくは連結しない東京側の前面はいっそのことダミーカプラーにしてもらってもいい気はしています。
(逆に構成パーツの種類が増えるから生産効率が落ちてお値段に響くかな・・・?)

 

ライトはLEDですが、これも単純に白く強く光らせるだけでなく、ほんのり電球色チックな見た目が良いです。例えばこの後の世代となるE217系のヘッドライトは思いっきり電球色だったりします。この世代は電球色のライトを搭載した末期の世代ともいえるので、その色合いがしっかり再現されているのは良いと思います。

また、前面種別幕はぼうっと光っている感じも良いですね。最近のデジタル化した幕(いや、もう「幕」ですらないのか)に慣れてしまった側からすれば新鮮さすら感じます。

 

次に側面。大きく採り上げたい点としては2点あります。

まずは旧製品で悪目立ちしていた客用ドアの淵のぎらつきがなくなった点ですかね。
その箇所は多少ぎらつきはあったので表現としては間違ってはいないんです。ただあまりにも過剰にやりすぎてしまった感が強く、側面をパッと見たときに悪目立ちしていました。今回の製品では、このぎらつきは抑えられており、全体的に見たときに悪目立ちはしていないです。私はこのくらいが好みですが、これは人によって意見が分かれるかもしれません。


次に帯の上下でステンレスの質感が異なる点ですね。実車を見るとなかなかこの質感の違いは感じないのですが、よく見ると確かにこの表現は実車通りなんですよね。ツヤ出し/消しの吹き具合で見た目を変えているのでしょう。これは非常に良いですね。


ちなみにダブルデッカーについては、別件でTOMIX製を購入してあったので並べて比較しておきましょうか。

左:KATO製 右:TOMIX

階下直下の車体に天地方向の「溝」の表現がありますね。実車を見ると確かにうっすらとそう見えるものはあるので、これは正解ですね。ただ実車でもうっすらと見えるレベルの表現をここまで深く溝として表現する必要はあったのか、ちょっと過剰表現な気はします。


あと、これは比較の観点からは外れますが、仕様上やはり階下は暗いです。

KATO製+純正室内灯

TOMIX製+TAMTAM室内灯

 

結論としては、車端部から単発のLEDを光源としてプリズムで階上に導光して、これで階下も光らせる、というのは最早仕様に無理があります。
昔KATOはこのようなDDに室内灯が複数本搭載できるロットのものがあり、これは平屋部分と階上で1本、階下で1本の計2本を1両で使うものです。私としては階下が暗くなるくらいならこれがベストだと思うのですが、1両に室内灯を2本使うのが嫌な層から批判でもあったのでしょうか、その後の採用はなかったです。

一応参考に画像のTOMIX製の方はこの階下が暗い問題の克服を図るために、
TAMTAM製室内灯を付けていますが、結局暗さは改善しきれぬままです。
(TAMTAM製室内灯はLEDの光源が複数あり、階上から階下をLEDで直接照らせる。)


次に屋根。

先ほどは客用ドアの淵のぎらつきが過剰、という話でしたが、
今回は集中クーラーのぎらつきが過剰だと思います。
確かにぎらつき風味はありますが、これはいくら何でもやりすぎでしょう・・・。

またベンチレータの色についてももう少しメリハリをつけてもよかったのではないのでしょうか。これすと屋根の色合いと同じなのでメリハリがないです。実車を見てみると、もう少し色は違っていたはずなのでここは色を変えてほしかったですね。

 

総合評価です。
★評価 80点(80点が標準)
■造形 ★★★★★ 20点:側面のステンレスの艶出し/消しの妙味がよい!
■塗装 ★★★☆☆ 12点:クーラーぎらつきすぎ。ベンチレータの塗分けが欲しい。
■機構 ★★★★☆ 16点:軸受けが取り付けにくく、外れやすい。
■付属 ★★★★☆ 16点:特に不満なし!
■其外 ★★★★☆ 16点:特に不満なし! 

 

以上ですー。

 

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仕事で仙台へ行きました

どうもー。急に寒くなってきましたね。私はキンモクセイの匂いが香る秋が好きなのですが、いよいよ秋が過ぎ去り冬になったと実感します。

 

さて、本日の記事ですが、仕事で仙台まで行ってまいりました。
そのついでにいろいろと寄り道をしましたので、一応旅程をメモとして残しておきます。また仙台に行く際にスケジュール作成をしますが、その際のメモですね。


出発地は水戸駅

常磐線沿線に住んでいる身としては、仙台に行くとなると上野か宇都宮まで出て新幹線に乗る、というのはちょっと面倒に思ってしまってまして、やはり仙台まで行く「ひたち」で乗り換えなしで行くのが良いです。

 

仙台到着後に撮影

水戸    09:19発
↓ひたち3号
仙台    12:29着

 

ちなみに今回「ひたち」に水戸から乗っているのは、「えきねっとトクだ値」で割引となる対象区間が水戸以北だからです。
水戸以南から「ひたち」に乗車すると、割引区間を含んでいても割引対象にならない落とし穴がありますので、水戸までは普通列車で向かい、水戸から「ひたち」に乗車しました。これで35%引きです。

 

この日は平日朝でしたが、下りの特急といえど、かなりの乗車率でした。私の隣にも客が座っており、途中までは窮屈な思いをしました。仕事で例の企業に向かう人が多いから日立で乗客は減るだろう、と思ったらそうでもなく、実際に乗客が減ったのはいわきでした。意外と行楽客が多かったのかもしれません。


仙台には若干の遅れをもって到着。

仕事までは空き時間があるので、長町まで足を伸ばし、ポポン仙台を覗きました。東北地方ですと、ポポンはこの仙台のみです。店舗展開としては特に関東以北がまだ弱いですよね。コロナも落ち着いているのでまた積極的に出店してほしいものです。

15:00からは仕事を済ませました。17:00に終えて、仙台をうろうろしつつ、適当に酒を引っ掛けて予約していたホテルに帰りました。


2日目は完全オフなので普通に帰宅・・・するだけではもったいないので、奥羽本線乗り鉄で乗り損ねていた区間(高畠~峠)に乗車しつつ、福島まで抜けたいと思います。
この乗車を以て、奥羽本線(青森~福島)は完乗となります。

 

ちなみに何でこんな中途半端な区間だけ残しているのかというと、高畠には山形交通高畠線の廃線跡があるので、以前山形~高畠まで乗って見に行っていたという点、峠はその駅の特異性(シェルターの中にある駅)から、これも以前福島~峠を乗って見に行っていたという点、からです。

まずは仙台から仙山線で山形まで行きます。ちょっと朝も遅い時間帯なのは、通勤ラッシュを避けるため、ではなく、単純に二日酔いです。

 

仙台    09:12発

山形    10:35着

701系がいたのでついでに撮影

山形からは奥羽本線で米沢まで行きます。

山形    11:07発

米沢    11:55着

 

米沢で昼食をとりました。駅前で米沢牛を食べられるところですね。昼時で混む時間帯であまり時間もないのでなるべく早く出てきそうな牛重を注文しました。首都圏の牛丼チェーン(吉松すき)の影響か、これだったら早く出てくるだろうという先入観がありますね。でも残念ながらその見込みは外れ、40分待たされてようやく出てきました・・・。もう時間もないのでどんどん腹にかきこんでさっさと店を出ました。

 

米沢からはまた719系です。福島~米沢の峠区間は本系列を集中投入なのかな?いつも719系にあたります。
そうそう、峠駅では饅頭を買おうと思ったら、なんと売り切れ。
前回は満腹すぎて眠気に襲われ買い逃し、今回は売り切れ・・・。
また来いというお告げですか?それとも食べないほうが良いというお告げですか?


福島まで乗車して奥羽本線を完乗しました。乗車中に思ったのは、よくぞ先人はこんな難所に線路を通し、長距離列車を走らせたな、という気持ちです。
例えば、急行「津軽」、特急「やまばと」「つばさ」等、模型でも人気な列車がこんな難所を上り下りしたわけです。今では模型だけの風景ですが、たまらないものがあります。

 

米沢    13:08発

福島    13:54着

 

福島からは新幹線で関東に帰りました。

いつもそうなのですが、東北本線で本数・両数ともに激減する、黒磯~郡山間を避けるように旅程を組み立てています。大学生の頃は乗り鉄目的で何度もここを通ったものですが、もう何度も乗ったしいいや、と思っていて、最近は専ら新幹線です。でも、ケチくさいので宇都宮まで乗って、そこからは普通列車で上ります。

 

そういや、200系復刻塗装のE2系でした。復刻された車内チャイムもしっかり堪能しました。そして宇都宮で下車。

 

福島    14:16発
↓やまびこ142号
宇都宮    14:59着

 

宇都宮では話題の宇都宮ライトレールを見ておきました。乗り鉄する計画はありますが、あんまり混みあうのは好きではないので、開業の賑わいが過ぎてからにしようと思い待ちの状態です。でもそろそろ落ち着いたかもしれませんね。

撮影後、そのまま南下して帰りましたー。

 

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製品レビュー:TOMIX「98833」485系上沼垂色(雷鳥/はくたか)

どうもー。日も短くなってきましたね。いよいよ冬近くなってきました。
断熱材など入っていない我が家は厳冬期に入るというわけです・・・。

 

さて、本日はこの製品の紹介です。

■メーカ TOMIX
■品番  98833
■製品名 JR 485系特急電車(上沼垂運転区・T5編成・はくたか)基本セット


485系上沼垂色ですね。JR民営化後のイメージ刷新のためにJR各社では既存車両の塗装変更が盛んに行われました。新型車両の開発や製造には時間がかかりますからね。とりあえずできることから、ということだったのでしょう。

特に各路線のフラグシップとなる特急列車は塗装変更が盛んで、当時まだ現役バリバリだった485系もその対象となります。
新潟エリアでは上沼垂色と呼ばれる白地に青と緑の帯を巻いた塗装となりました。
運用面では公式のWebページにもある通り、「雷鳥」「はくたか」が有名です。

ちなみに今回のこの製品はなかなかにお勧めできる製品でして、
基本セットと増結セットを購入して、公式のWebページ通りの楽しみ方をしてもよいのですが、基本セットのみ6両で編成短縮後の姿をそのまま再現できる他、新潟エリアでの活躍が終わった後、この基本セットの姿そのままで勝田の波動用編成にも使うことができます。(車番もこの基本セットどんぴしゃりです。)
そしてこの姿で約1年勝田で活躍した後、車内をE653系並みにアコモ改造して、あの有名なK60編成(イルカ)になります。私は常磐線が好きなので、当然このイルカ前の姿を再現すべく、基本セットのみ購入しました。

 

さてではレビューです。状態は購入時そのまま、パーツ未取り付けです。

まず顔。

特徴的な1500番台の頭2灯ライトと出っ張ったテールライトの特徴を良く捉えています。同社の485系HGシリーズは安定した造形と細かなパーツの別体化を高く評価できます。

ライトもLEDながら、黄色味を帯びたヘッドライトが哀愁を漂わせます。
純白なLEDライトは明るくてよいものの、485系にはちょっと似合わないなというのが正直なところです。(許せて3000番台)
ヘッドマークもボウッと光る感じが良いです。


ちなみに同社の485系の先頭部のカプラーカバーですが、根元を黒く塗るくらいのことはしてほしかったかもしれません。(逆に黒く塗ることで値上がりされても嫌なのでもうこのままでいいという気持ちもあるけど。)


次に側面。上沼垂色の色合いなのですが、同社の前回品と、特に青帯の色見が異なっています。

奥:今回品 手前:前回品(98215)

前回はパステルカラーな青であったのが、今回は常磐線然とした青になりました。
で、どちらが正解なの?という話なのですが、個人で感じ方が異なります、ということは前提としながら、私見を述べると、今回の常磐線然とした青が近い気はしています。
前回のパステルカラーな青も、色褪せた上沼垂色を見ると、近い風味にも感じるのですが、ほとんどの実車は今回の常磐線然とした青が近い印象です。
色褪せた485系上沼垂色が欲しい方は、前回品購入の上で、加工した方がいいかもしれません。

そうそう、窓なのですが、天地方向に拡大した所謂GU車で全車両が構成されています。

 

次に屋根。

TOMIXの民営化後の485系は基本的に灰色でまとめてあります。
485系自体は屋根色は銀色でデビューしていますが、後年に灰色ベースに変えられていっています。いつものTOMIXという感じでこの落ち着いた風味は好きです。

 

あと車内のことだけ触れておきます。
今回は窓が天地方向に拡大されたGU車なのですが、車内の座席配置もちょっと変わっています。一応ご報告まで~。

奥:今回品 手前:前回品(98215)

総合評価です。

★評価 76点(80点が標準)
■造形 ★★★★☆ 16点:特に不満なし!
■塗装 ★★★★☆ 16点:特に不満なし!
■機構 ★★★★☆ 16点:特に不満なし!
■付属 ★★★★☆ 16点:特に不満なし!
■其外 ★★★★☆ 16点:特に不満なし!


同社の485系製品は安定した品質であることが良いですね。
これを買っておけば間違いない、というのがあるのは嬉しい限り。
あとは品質そのままで価格を抑える努力をしてくれるならば尚よしです。
殿様商売されても嫌なので、我々ユーザはある程度は我儘でいましょう。

 

以上です。

 

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