どうも~。新潟と長野に旅行に行ってきました。TsukubaLinerです。
目的は米と栗です。ちょっと早いですが、秋の味覚、堪能しました。
さて本日はこの製品をレビューします。
■メーカ KATO
■品番 2016-9
■製品名 D51 標準形
日本の蒸気機関車では一番有名と思われるD51ですね。
鉄分のない方でも「デゴイチ」という単語は聞き覚えのある方もいるかもしれませんね。
私は1960年代の東北方面の車両の収集を行っておりまして、そこではD51の存在は欠かせません。有名どころとしては、奥中山のD51三重連や、花輪線のハチロク三重連でしょうか。
KATOの宣伝文句に釣られて、私も三重連を夢見た時期はありましたが、
よくよく考えてみれば、貸しレイアウトで3Mなんて過剰出力もいいところですし、
何より費用がかかりすぎるので、東北型を2両購入して(二)重連で抑えています。
この標準型は上記の三重連の話とは別に常磐線内での運用を想定して購入したものとなりますが、実はこっそり東北型と合わせて三重連とか以前やってみたことがありました。
さてではレビューです。ちなみに説明書通りのパーツ取り付けを終えています。
まずはお顔ですね。
非常に細密なモールド、そして別パーツにより小さいスケールながら力強さを感じますね。前面のカプラーは重連用として連結可能な(つまりダミーではない)カプラーに変えています。
これは模型的な仕様ですが、連結可能なカプラーとする場合は、
カプラーを首は下部から伸びてきて、、本来のカプラーの取付位置を隠すようになっています。カプラーは走行のために首を振らなければいけない、しかしダミーカプラーと同じ位置ではそれを満たさない、そんなジレンマからの苦渋の策だったのでしょう。
努力の跡が垣間見えますが、先頭に立たせるとやっぱりカプラーの大きさも相まって不格好ですね。
主務機にするのか(先頭に立たせるのか)、後補機にするのかでカプラーの選択は想定に沿ってしっかり行い、できる限り格好の良いダミーカプラーとすべきでしょう。
次に側面です。
「D」が示すように貨物機ですね。車輪周辺の精密さは見ていてうっとりします。
同時に毎回ケースから出すときにドキドキします・・・。
KATOの蒸気機関車は精密すぎて壊したら自身ではとても修復できそうにありません。
模型的にはモールド表現とふんだんな別パーツ化で精密さが盛り上がります。
表記も細かく、印刷技術のすごさが分かります。
車体自体も艶消し風味でプラっぽさを感じさせません。
本当にKATOの蒸気機関車は毎回気合が入った作りこみです。
モーターの小型化にも成功していることから、
重厚ながらもその実、太くないタンクの中にモーターを収めることができているため、
乗務員室内の再現もできています。
旧製品では乗務員室内を完全に占有するばかりか、
大きなモーターを入れ込むためにオーバースケールとなった図太いD51となっていたことが懐かしく感じます。
次に屋根です。
1次型のスーパーナメクジとは異なる、通常サイズのナメクジが載っております。
モールドと別パーツ化でよくまとまっています。
後方の石炭は少々艶を変えており、ちょっと光るように見える様はまさに「黒いダイヤモンド」です。
その他としては、しいて言うならこれだけ。値段です。
この製品は13200円で、「機関車」というジャンルとして見るならば決して安くはないです。(勿論、上記で述べた細密な表現と引き換えのお値段なので納得はしていますよ。)
ただ、電気機関車であれば1万円を超えることはなく、TOMIXのDD51だってHG仕様であっても定価は1万円を切っていますから、なかなか手が出ない方が多いかもしれないです。
個人的には旧製品の金型を作って初心者用セットを売り出し、少しでも蒸気機関車に興味を持ってもらい、こういった製品に手を伸ばす方が増えることを願います。
(そうしないと少数生産のままでいつまでも入手困難な状況が続きますからね。)
総合評価です。
★評価 88点(80点が標準)
■造形 ★★★★★ 20点:モールドと別パーツ化のバランスが素晴らしい。
■塗装 ★★★★★ 20点:艶消し調な車体が素晴らしい。
■機構 ★★★★☆ 16点:特に不満なし!
■付属 ★★★★☆ 16点:特に不満なし!
■其外 ★★★★☆ 16点:特に不満なし!
本日は以上です。
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