鉄道298号線入口

鉄道模型趣味に道があるとすれば、その正体は途轍もない拘りとロマンなのだろう。

製品レビュー:KATO「10-1848」JR 211系0番台 東海道線

どうもー。近くのカフェでPC開いてドヤる、という行為をやってみました。TsukubaLinerです。やりもしないで批判するのはどうか、と思ったので一度自身でやってみた次第です。自宅で集中できる環境がない方にはよいですね。ただコーヒー高いですね~。


さて本日は先日に発売されたこの製品のレビューです。

■メーカ KATO
■品番 10-1848
■製品名 211系0番台 10両セット


東海道線の211系です。211系自体は東海道線にてJR東海JR東日本区間で運用されておりましたが、今回発売したのは後者の方ですね。
今回の販売形態としては、国鉄時代と民営化後の仕様が用意されまして、大きな違いはサロの携帯でしょうか。平屋x2か、平屋&ダブルデッカー(DD)の違いが大きく目を引きます。

私は常磐線の沿線民でして、正直東京まで出ないと見ることすらできない211系東海道線は縁遠い存在でした。主に見るようになったのは実はE231系がデビューしたあたりです。そういう意味ではDDが連結されていた方がより馴染み深いため、民営化後を選んで購入しました。


では早速デビューです。今回は説明書のパーツ取り付け済み(シールは貼っていない)、室内灯も入れました。まず顔。

 

前面の白い顔はFRP製ですが、この白さがいい感じに表現されていると思います。
白くはあるものの、決して純白でない、微妙な風味が表現されているのはいいと思いました。別に卑下する意図はないのですが、この辺某M社とかは容赦なく純白にしがちな印象があります。


あとは、前面連結器の軸受けパーツについて触れておきたいと思います。
連結器はいずれもボディマウント式(BM)になっているのですが、
前面についてはこの連結機能が使えなくなる代わりにリアルな表現の軸受けパーツをつけることができます。しかし、この軸受けパーツがとにかく取り付けにくく、外れやすい。KATOさんにはどうにかしてほしいものです。もしくは連結しない東京側の前面はいっそのことダミーカプラーにしてもらってもいい気はしています。
(逆に構成パーツの種類が増えるから生産効率が落ちてお値段に響くかな・・・?)

 

ライトはLEDですが、これも単純に白く強く光らせるだけでなく、ほんのり電球色チックな見た目が良いです。例えばこの後の世代となるE217系のヘッドライトは思いっきり電球色だったりします。この世代は電球色のライトを搭載した末期の世代ともいえるので、その色合いがしっかり再現されているのは良いと思います。

また、前面種別幕はぼうっと光っている感じも良いですね。最近のデジタル化した幕(いや、もう「幕」ですらないのか)に慣れてしまった側からすれば新鮮さすら感じます。

 

次に側面。大きく採り上げたい点としては2点あります。

まずは旧製品で悪目立ちしていた客用ドアの淵のぎらつきがなくなった点ですかね。
その箇所は多少ぎらつきはあったので表現としては間違ってはいないんです。ただあまりにも過剰にやりすぎてしまった感が強く、側面をパッと見たときに悪目立ちしていました。今回の製品では、このぎらつきは抑えられており、全体的に見たときに悪目立ちはしていないです。私はこのくらいが好みですが、これは人によって意見が分かれるかもしれません。


次に帯の上下でステンレスの質感が異なる点ですね。実車を見るとなかなかこの質感の違いは感じないのですが、よく見ると確かにこの表現は実車通りなんですよね。ツヤ出し/消しの吹き具合で見た目を変えているのでしょう。これは非常に良いですね。


ちなみにダブルデッカーについては、別件でTOMIX製を購入してあったので並べて比較しておきましょうか。

左:KATO製 右:TOMIX

階下直下の車体に天地方向の「溝」の表現がありますね。実車を見ると確かにうっすらとそう見えるものはあるので、これは正解ですね。ただ実車でもうっすらと見えるレベルの表現をここまで深く溝として表現する必要はあったのか、ちょっと過剰表現な気はします。


あと、これは比較の観点からは外れますが、仕様上やはり階下は暗いです。

KATO製+純正室内灯

TOMIX製+TAMTAM室内灯

 

結論としては、車端部から単発のLEDを光源としてプリズムで階上に導光して、これで階下も光らせる、というのは最早仕様に無理があります。
昔KATOはこのようなDDに室内灯が複数本搭載できるロットのものがあり、これは平屋部分と階上で1本、階下で1本の計2本を1両で使うものです。私としては階下が暗くなるくらいならこれがベストだと思うのですが、1両に室内灯を2本使うのが嫌な層から批判でもあったのでしょうか、その後の採用はなかったです。

一応参考に画像のTOMIX製の方はこの階下が暗い問題の克服を図るために、
TAMTAM製室内灯を付けていますが、結局暗さは改善しきれぬままです。
(TAMTAM製室内灯はLEDの光源が複数あり、階上から階下をLEDで直接照らせる。)


次に屋根。

先ほどは客用ドアの淵のぎらつきが過剰、という話でしたが、
今回は集中クーラーのぎらつきが過剰だと思います。
確かにぎらつき風味はありますが、これはいくら何でもやりすぎでしょう・・・。

またベンチレータの色についてももう少しメリハリをつけてもよかったのではないのでしょうか。これすと屋根の色合いと同じなのでメリハリがないです。実車を見てみると、もう少し色は違っていたはずなのでここは色を変えてほしかったですね。

 

総合評価です。
★評価 80点(80点が標準)
■造形 ★★★★★ 20点:側面のステンレスの艶出し/消しの妙味がよい!
■塗装 ★★★☆☆ 12点:クーラーぎらつきすぎ。ベンチレータの塗分けが欲しい。
■機構 ★★★★☆ 16点:軸受けが取り付けにくく、外れやすい。
■付属 ★★★★☆ 16点:特に不満なし!
■其外 ★★★★☆ 16点:特に不満なし! 

 

以上ですー。

 

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