どうも~。今回のレビューはこちらです。
■メーカ KATO
■品番 10-1519
■製品名 特別企画品 クルーズトレイン「ななつ星in九州」 8両セット
JR九州ご自慢の「ななつ星in九州」でございます。
鉄道ファンなら誰もが知っている列車かと思います。最早紹介不要でしょうか。
マニア向けの目線で見るのであれば、形式名が77系となっており、
国鉄の客車の系列の規定に合わせるのであれば、70番台は戦災復旧車に当たります。
(終戦直後、爆撃等で損傷の激しかった客車を修復した客車群を指し、
損傷の度合いの違いから個々にその造形等が異なり、且つ資料も乏しい客車群です。)
このことから「最も豪華な戦災復旧車」と呼ばれることもあります。
加えて、重量が全車「マ」級であることも挙げられます。
今の時代、軽量で丈夫な金属も登場している中、あえて凝った車両造りをしたためでしょう。「マ」級といえば、国鉄ですとマニ60が連想され、本来は人ではなく荷物を載せる車両が当てはまるような重厚な客車であるということです。
そして何といっても、編成全体が優等で統一されていることも特徴です。
食堂車以外は全車一等車の「イ」で構成されています。
一等車「イ」は1961年の等級制の見直しで事実上の廃止(二等車「ロ」が格上げ)となったため、それ以来の本格的な採用ということとなります。
上記の通り、国鉄時代で既に「イ」は廃止となっているため、現在ではこの「イ」はどちらかというと豪華さを示す代名詞的な使われ方をしていますよね。(キサイネとかね)
では早速レビューです。客車に室内灯だけ入れています。
機関車のDF200ですね。
DF200自体は元々JR貨物の機関車ですが、「ななつ星in九州」牽引車用に特別な装飾が施されたタイプとなります。第一印象としてはとにかく塗装が美しくて、従来の鉄道車両の茶色である「ぶどう色2号」とは異なる、微妙な色合いが良く再現されていると思います。光沢もよく再現されております。実車の画像を見るともうちょっと黒く見えるのですが、これは光の当たり方の問題だと考えます。また前面の装飾の再現性も高く、特にライトの淵の銀色は曲線ではあるものの、良く色指しされていると思います。
ちなみに完全な余談ですが、ライト上部の金色の手すりが人の顔の眉毛に見えるんですよね。そうすると、ライトが目に見えるわけですが、これらを合わせて、眉間にしわを寄せている顔に見えなくもなく、なんか笑っちゃったんです・・・・、すみません、くだらない余談でした。
スカートにはホースの再現もあります。ただし、一応おまけ、といった感じで、一部の再現にとどまっています。率直に言うと、連結器を挟んで左右にホースがあるはずなんで、片方やるなら両方やってよ、と言う感じです。
77系客車のレビューです。
一部ではE235系と並んで「電子レンジ」なんて揶揄された車両端部の大きな窓ですが、
実際に乗車すると車窓は良さそうですよね。デザイン的には・・・、私もちょっと・・・。
模型としては機関車同様、色合いと光沢が良いです。表記の印刷もはっきりくっきりです。車体端部のカプラー付近の床下機器もちゃんと再現されていることから、
足回りの間の抜けた感じもありません。
では総合評価です。
★評価 84点(80点が標準)
■造形 ★★★☆☆ 16点:機関車スカートのホースは全部省略か全部再現かにしてほしい。
■塗装 ★★★★★ 20点:茶色の微妙な色合いと光沢が非常に美しい!
■機構 ★★★★☆ 16点:特に不満なし!
■付属 ★★★★☆ 16点:特に不満なし!
■其外 ★★★★☆ 16点:特に不満なし!
評価基準は以下です。
以上です。
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